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擁壁の所有者 - 株式会社アイワ住宅-不動産の売買・仲介・相続・建築・リフォーム・賃貸

お知らせ

擁壁の所有者

  擁壁の所有者を判断するポイント

擁壁がどちらの土地に属しているか

擁壁の設置位置が境界線のどちら側にあるかによって、所有者が判断されることがあります。

  • 擁壁が片側の土地に完全にある → その土地の所有者が擁壁の所有者
  • 擁壁が境界線をまたいで設置されている → 両方の所有者で共有している可能性あり
  • ◇大きな高低差のある分譲地等の多くは、区画を考えてから工事をします。

    境界杭を打ち付けて工事をしても実際は無理なので、造成工事が終わってから境界の杭を打ちます。

    作成した図面通りに登記申請すると擁壁の間が境界になる事があります。

    擁壁全てを上敷地所有者のもの、下敷地所有者のものではなく、その杭から境界になります。(擁壁は共有)

擁壁の目的と造成の経緯

擁壁が「どちらの土地を支えるために作られたのか」も重要です。

  • 高い土地の所有者が土を崩さないように造成した → 高い方の土地の所有者が設置したとされ、所有者になるケースが多い
  • 低い土地の所有者が土砂の侵入を防ぐために設置した → 低い方の所有者が設置した可能性あり

⛏ 実際には、開発業者や造成時の資料(開発許可図面、境界確認書、登記簿など)を確認する必要があります。

登記簿や土地境界図で確認

  • 擁壁そのものが建物ではないため、登記されていないことが多いですが、土地の登記簿や実測図などで境界線や擁壁の位置が確認できる場合もあります。
  • 不動産調査士や土地家屋調査士に相談して、「境界標(杭)」の位置を確認するのが確実です。

よくあるトラブルと注意点

  • 擁壁の修繕や崩落時の責任については、所有者の責任になる可能性があります。
  • 共同利用している場合でも、誰が修繕費を出すかでトラブルになることがあります。
  • 不動産の売買時にも、擁壁の所有・管理責任の確認は重要です。

✅ まとめ:擁壁の所有者は?

擁壁の位置 境界線のどちら側かを確認

造成の経緯 どちらの土地のために作られたか

登記・図面 登記簿や実測図、境界標を確認 

不明な場合は、不動産専門家に相談するのがベストです 

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