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お知らせ

敷地高低差

「敷地の高低差」とは、土地の中での高さの違いや、隣地や道路との間にある高低差のことを指します。一見平坦に見える土地でも、実際には数十センチ~数メートルの差があることは珍しくありません。以下の点が特に重要です 

敷地の高低差があるときの主な注意点

基礎工事の影響

  • 高低差があると、ベタ基礎・布基礎のどちらにしても、土留め段差を吸収する構造が必要になります。
  • 地面を削る(掘削)・盛る(盛土)作業が発生し、土工費が高額になる傾向があります。
  • 極端な高低差では、擁壁(ようへき)と呼ばれるコンクリートの壁を設ける必要があり、これが数十万円〜数百万円の費用になることもあります。

外構工事(階段・スロープ・塀など)

  • 玄関までの階段、スロープ、カースペースの勾配などを設計する必要があります。
  • 車庫をつくる場合、道路より敷地が高いとコンクリートのスロープを設ける必要があり、これにも費用がかかります。敷地が低いと雨水の逆流防止なども検討しなければなりません。

造成工事の必要性

  • 高低差が大きい土地では、宅地として使うために造成工事(地盤整備)が必須になります。
  • 特に古家付きの土地などでは、解体後に地形が明らかになることもあり、後から想定外の費用が発生するリスクもあります。

近隣や道路との関係

  • 隣地より高い場合:擁壁の安全性、越境、排水トラブルなどに注意が必要です。
  • 道路より高い/低い:出入りのしやすさ(バリアフリー性)、見通しの悪さ、安全性にも関わります。

敷地の高低差を確認する方法

現地確認       メジャーや水準器で簡易的に段差を測ることができます

高低差測量図(GL図) 販売図面や測量図に「±0」や「GL(グランドライン)」で記載されます

Google Earth     簡易的な標高確認が可能(ただし誤差あり)

地盤調査報告書     地盤と共に高低差も把握できる場合があります

 

道路幅員

「道路の幅員(ふくいん)」についてご説明します。これは土地や建物に関する手続き、不動産購入、建築許可などに深く関わるとても重要なポイントです 

幅員(ふくいん)とは?

道路の幅のこと(=道幅)」です
正確には、道路の両端(境界線)間の水平距離のことを指します 

幅員の測り方

  • 一般的には道路の境界線から反対側の境界線までの直線距離
  • 歩道や側溝も含むのが基本(ただし例外あり)

たとえば…
歩道+車道+側溝の幅を合計して「幅員6m」と表すことが多いです 

なぜ幅員が重要なの?

主に以下の理由があります

建築基準法   建物を建てるためには「幅員4m以上の道路に2m以上接道」が原則(接道義務) 

再建築の可否  幅員が足りないと、「再建築不可」になる土地もある

セットバック  幅員が4m未満の道路では、道路中心線から2mの位置まで土地を後退   

        (=セットバック)して建築しないといけない

防災・避難   幅員が狭いと、消防車や救急車が入れない危険もある 

幅員の基準と種類(建築基準法) 

一般の公道(42条1項1号など)  幅員4m以上が原則 

位置指定道路(42条1項5号)   幅員4m以上で、建築許可を受けた道路

既存道路(42条2項=2項道路)  幅員が4m未満でも、昔から使われている道路

                (ただしセットバック要件あり 

セットバックとは?

道路の幅員が4m未満の道路に接する敷地に建物を建てる場合、道路の中心線から2mの位置まで後退して建築する必要があります。

その後退部分は「道路としてみなされる」ため、建築や塀の設置はできません 

幅員を確認するには?

  1. 役所(市区町村の建築課や道路課)で確認可能
  2. 道路台帳や建築計画概要書でチェック
  3. 土地家屋調査士や不動産会社に依頼するのも安心

注意点

  • 登記簿には幅員は記載されていないため、現地調査や公的な資料での確認が必要です
  • 古い住宅街では幅員が狭く、セットバックが必要なケースが多い
  • 建築不可の土地もあるため、土地購入前には必ず確認!                            

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